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はじめに

そんなことわかってる!と思ってもしっかり知っ得。

■消化について

食物の通り道と消化

　

消化のための分泌物

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■吸収について

小腸の仕組み

小腸は一見滑らかでスムーズに見えるのですが、顕微鏡などで見てみると表面は波のようにうねっており、更に波の上にはたくさんの毛が生えたようになっています。
この毛のようなの突起（絨毛・柔突起）には毛細血管がいきわたっており、胃で細かく消化された食べ物がそこを通過した時に、絨毛の細胞に吸収され、血液またはリンパの中に吸収されるようにになっています。

絨毛の細胞に吸収される時には色々な吸収のされ方があります。

拡散・・・水と小さい脂肪は自然に細胞の中へ入ります。

促進系拡散・・・細胞の外側に運び屋がいて、栄養素の分子がその運び屋の形にマッチしたときに、細胞内へ運ばれる
　　　　　　　　　　水溶性のビタミンはこの方法で吸収される

積極的拡散・・・細胞の外側に運び屋がいて、栄養素の分子が運び屋にマッチしたときに、細胞内へ運ばれるが、この場合はエネルギーを必要とする。グルコースとアミノ酸はこの方法で吸収される。

大腸も吸収の役目

大腸では水分とミネラルが吸収されます。また、ほとんどの繊維はコレステロールや脂肪と結合して排出されますが、
種、麦、ピーナッツバター、バナナからの繊維は大腸の中にいる良い細菌（ビフィズス菌）によって消化され吸収されます　

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■貯蔵について

吸収されたグルコースは筋肉、肝臓に貯蔵されます。余分なグルコースは体内で体脂肪と変わり貯蔵されます。

筋肉内や肝臓によりたくさんのグルコースが貯蔵され、少ない燃費でたくさんのエネルギーが作れることがスタミナの持続・パワーの持続につながります。これは、トレーニングによってある程度向上させることができます。

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■栄養の運搬について

血液循環
    心臓から動脈へ、動脈から毛細血管へ、毛細血管から静脈へ、静脈から心臓へといった順路で回っている

    血液中の酸素は肺から戻ってきた血液が一番多く含まれていて、大静脈から心臓に戻ってきた血液は酸素が一番少ないですね。
血液中の栄養は肝臓を通ってきた静脈の中が一番安定して含まれています。そこから体全体に栄養を送りこまれます。
また、門脈（胃、腸、脾臓、すい臓から肝臓につながる静脈）から肝臓に入ってくる血液に消化吸収された栄養がたくさん含まれています。

リンパ
    透明で黄色っぽい液体で血液に似ているが赤血球や血小板はない。
リンパは栄養の消化・吸収の道のりのなかで脂肪と脂溶性ビタミンを運ぶ役割

■消化吸収の調節について

    ホルモンと神経の二つの複雑で敏感な仕組みが消化と吸収の過程を調和させています。

    例えば胃の中の胃酸はｐH１．５〜１．７に保つようになっていますが、これは胃の壁から分泌されるホルモンの働きです。
また、すい臓から分泌されるホルモン「インシュリン」は小腸で吸収された血液中の糖分が上がったときに分泌され、
グルコースを肝臓や筋肉の細胞へ吸収・保存させることを促進させます。

    このようにホルモンを分泌させるのには脳内のセンサーが働きます。このセンサーは体の機能が一定に保てるよう設定されています。（ホメオスタシス）

次は体に蓄えられた栄養がエネルギーに変わるまでを説明します

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